植物を用いた治療法は古くからあると伝えられていますが、『アロマテラピー』という言葉は20世紀に入ってから用いられるようになった言葉です。 古くから植物からの香りは、神に関わる儀式、死者への弔い、病の薬、媚薬などとして使用されてきました。
ローマ帝国時代の医師ディオスコリデスは、軍医として働き、薬物を実地研究して『マテリア・メディカ』を著しました。記載されている植物は600種類にも及び、収斂、利尿、下痢、薬理、機能上から分類されています。この本は数百年もの間広く利用されてきました。 古代ローマ帝国の皇帝ネロは大変バラを好み、バラの香油を身体に塗らせ、常に部屋をバラの香りで満たしていたと言われています。この頃になると、一般市民も公衆衛生と楽しみを兼ねて香油を使用していました。