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アロマテラピーアロマテラピー
といえば、みなさんどんな印象をお持ちですか?

植物の持つ自然の力を十分に理解されている方も多いと思いますが、中には「好きな香りを楽しむ」「良い香りでリラックスする」といった印象しかお持ちでない方も多いのではないでしょうか?
アロマテラピーには、精油の持つさまざまな成分を利用して、たくさんの使用方法があります。

自然療法のひとつとして、花やハーブ、木などから抽出される精油を用いて行う『香療法』で、人間が本来備え持つ自然治癒力を高める方法のひとつです。不純物や、化学合成物を含まない植物性で、100%ピュア、100%天然であるものを用いた香療法のみがアロマテラピーと呼べるものです。
アロマテラピーは現在では世界各国でその効能の科学的な研究が行われ、医療においてもその効用が有効に利用されています。


■精油(エッセンシャルオイル)

植物の根や葉、花や樹脂、樹皮、果物の皮等に含まれる油成分を抽出し、集めたものがエッセンシャルオイルと呼ばれます。いわば精油は植物の生命力を凝縮したようなもので、それぞれに個性があり、生命力および不思議なエネルギーを持ち、私達へ自然に働きかけてくれます。精油は油ではなく、それぞれの香りを持つ揮発性の有機化合成物で、空気に触れると蒸発します。
また、水に入れると表面に水滴のように丸く浮きますが、脂溶性のため油の中には溶け込みます。精油は100%天然で、人間にとってとても有益である物ですが、非常に濃縮し精製されているため、その使用にあたっては、大変注意を払わねばなりません。なかには毒性を示すものもありますので、しっかりとした知識をつけた上で使用することが大事です。


■精油の製造法・抽出法

水蒸気蒸留法・・・水蒸気で蒸して芳香成分を集める方法
ローマ時代に始まった抽出方法で、ほとんどの精油が水蒸気蒸留法で精製されます。原料を蒸し器のような釜に入れ、釜の下で火を焚き、蒸気を発生させるまで加熱します。これより植物中に含まれる芳香成分が蒸気の中に放出されます。この水蒸気を集めて冷却し、精油は水よりも軽いので上面に溜まり、下面にはその植物の蒸留水が溜まります。原料により、蒸気の圧力、温度、所要時間が異なるため、上手く蒸留するには長年の経験が必要です。短時間に高圧、高温で蒸留すると多く精製できますが、品質に影響を及ぼします。

圧搾法・・・圧搾し芳香成分を得る方法
ベルガモット・オレンジ・マンダリン・レモンなどの柑橘類の抽出方法です。昔は手で果皮を圧搾し、出てきた汁を海綿等にしみ込ませて抽出していました。現在では機械で圧搾し、低温で精油を得ます。この方法で得られた精油は他の精油に比べると品質の劣化が早いことを注意してください。

油脂吸着法・・・油脂に芳香成分を吸わせる方法
現在はほとんど行われていませんが、伝統的な抽出方法です。牛脂や豚脂が芳香成分を吸着する性質を利用したものです。冷浸法(常温の脂肪に吸着させる)と温浸法(60〜70℃に加熱した脂肪に花等を浸し、香を吸着させる)があります。この香を吸着した脂肪からエチルアルコールで香を取り出す、というとても手間のかかる方法です。

有機溶剤抽出法・・・直接溶かし出して芳香成分を得る方法
この方法は油脂吸着法にかわって、利用されはじめた新しい方法です。芳香成分をよく溶かし出す揮発性の有機溶剤を使用します。石油はエーテル、ヘキサン、ベンゼン等が使用され、植物を入れた溶剤釜で抽出します。植物には天然のワックス成分があり、これも芳香成分と一緒に溶け出てきます。これからエチルアルコールで芳香成分を取り出し、最後に得られたものを 『アブソリュート』 と呼びます。ローズやジャスミン等の微妙な花の香りを得るのにはとても優れた方法ですが、溶剤が少し残る場合があります。

 
   
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